あ行
圧縮(あっしゅく)
LIVE中にファンが前方に押しかけること。また、少しでもステージを見やすいスペースを確保しようとジワジワと全体が後ろに下がることを後方圧縮という。
一斉点灯(いっせいてんとう)
決まったタイミングで一斉にサイリウムを点灯させるオタク側のサプライズ演出。主に生誕など節目となるライブで行われ、主役となっているメンバーのカラーのサイリウムを点灯させることが多い。
今来たばっかり(いまきたばっかり)
「次が最後の曲です」などのMC時に、その時に着いたばかりのオタクが悲しみとともに叫ぶセリフ。別にいま来たわけでもないのにお約束のように言う場合もあるが基本的に滑る。
演者(えんじゃ)
出演アイドルのこと。
遠征(えんせい)
アイドルのイベントに参加するために新幹線や車、飛行機などを使い住んでいる場所から遠くの現場に行くこと。ひどくなると海外遠征もあり得る。
推し(おし)
自分が応援しているアイドルのこと。
推し変(おしへん)
推しを変えること。同一グループ内での推し変は禁忌とされている場合もある。
推し増し(おしまし)
推しを増やすこと。
おまいつ
「おまえいつもいるな」の略。その名の通り、いついっても現場にいる常連オタクのこと。
女オタオタ(おんなおたおた)
「女オタクのオタク」のこと。アイドルではなく、アイドルのライブに来ている女オタと過剰に仲良くしようとしたり、繋がろうとしているオタクの蔑称。
か行
会場推し(かいじょうおし)
ライブ会場前に行くだけで会場内に入らないこと。
界隈(かいわい)
そこに属するグループのこと。大きな括りではアニオタ界隈などジャンルでわけたり、スタダ界隈など事務所などカテゴライズする。小さい括りでは○○推しグループなどを○○界隈と呼んだりもする。
鍵開け / 鍵閉め(かぎあけ / かぎしめ)
接触イベントなどで一番最初に並び、アイドルと最初に接触する行為を鍵開け、最後に接触する行為を鍵閉めと呼ぶ。しばしば鍵閉め狙いのオタク同士がなかなか列に並ばずに最後まで残ったり、ループ合戦になることがある。
ガチ恋(がちこい)
アイドルに本気で恋をしているオタクの総称。こじらせると厄介化したり病んだりする。
楽曲派(がっきょくは)
アイドル個人よりも曲やLIVEを楽しむことを主目的としたオタク。
がっつき
接触時にいつまでも会話を続け離れなかったり過剰に接触すること。
枯れる(かれる)
売り切れのこと全般を指す。
キンブレ
ルイファン・ジャパンから発売されているペンライト「キングブレード」の略称。高輝度かつ多彩なカラーバリエーションから人気を博している。サイリウムと呼ばれることもあるが厳密には間違い。
ケチャ
アイドルに向かって両手を差し出すヲタ芸。インドネシアのケチャダンスに似ていることからこう呼ばれており、落ちサビなど曲中の静かな歌を聴かせるパートで使われることが多い。
険しい(けわしい)
厳しいと同義。客が数人しかいない現場の時、チケットが取れなかった時、ピンチケだらけの時などさまざまな場面で使われる。
現場(げんば)
ライブ会場やイベント会場のこと。
誤爆(ごばく)
MIXやコールを入れるポイントやサイリウムの色などを間違えること。
古参(こさん)
そのアイドルの現場に初期から通っているオタク。基本的にはアイドルや新規からありがたがられる存在ではあるが、度々古参であることでマウントを取ったりするオタクは「老害」と呼ばれ忌み嫌われる。
さ行
最前(さいぜん)
ステージから向かって最前列のこと。
最前管理(さいぜんかんり)
最前列をグループで陣取り金銭などの受け渡しで最前を譲る行為。ここ数年度々問題視されている。また近年はただ単に最前に張り付いてるオタクのことを指すことが多いがこれは誤りである。
最前張り付き(さいぜんはりつき)
イベント中ずっと最前列を陣取る行為。ワンマンライブなどなら問題ないが、複数のグループが出演するイベントやフェスなどで、目当てではないグループの際も最前を確保しステージを見ずにスマホなどを操作することがあるため度々問題されている。
在宅(ざいたく)
ライブなど現場には参加せずに自宅で応援、または楽しんでいるオタクの総称。
サイリウム(サイリューム)
中にガラス管と薬液が入っていて折ることで発行するケミカルライトの総称。本来「サイリューム」はオムニグロー社の登録商標であるが、ケミカルライトのほとんどはこう呼ばれており商標回避のために「サイリウム」と記載されることもある。多彩なカラーの他、発光時間や明るさの異なる多くのバリエーションが発売されている。
撮可(さつか)
撮影可能なイベントのこと。アイドルライブは基本的に撮影NGであるが、場合によってはOKとなることがある。また常日頃から撮影可能なアイドルもいるが、SNSなどにあげられやすい一方でカメコが沸くことからしばしば問題提起されることもある。
私信(ししん)
アイドルが特定のオタクに向けてアクションをする行為。
地蔵(じぞう)
ライブ中まったく動かないオタクの蔑称。
終演後物販
ライブ本編が終了後に行われる物販。
宿題(しゅくだい)
チェキやTシャツなどへの落書きをアイドルが持ち帰って自宅でしてくること。
出席確認(しゅっせきかくにん)
現場でメンバーに来ていたことを知ってもらう行為。
女限(じょげん)
女性限定の略。女性のみが入れる女性限定イベントのほかに、ライブ会場内で一部エリアのみ女性限定にする女限エリアなどが存在する。
新規(しんき)
最近になってそのアイドル現場に通い始めたオタクのこと。
スターダスト
サイリウムが飛んでしまうこと。基本的にすっぽ抜けて飛んでいくことを指すが、わざと投げる厄介行為があり度々問題視されている。他にももクロなどが所属する事務所を指す場合がある。
生誕祭(せいたんさい)
誕生日イベントのこと。また、生誕祭の演出を考えたりするオタクグループを「生誕委員」「生誕グループ」と呼ばれることもある。
接触(せっしょく)
特典会でのチェキ会や握手会などメンバーと触れ合う行為の総称。
全通(ぜんつう)
ライブ、またはツアー、イベントなど全てに通うこと。ひどいオタクになると全世界全通することもある。
選民(せんみん)
レギュレーションや抽選などの厳しさにより選ばれたオタクしか行けないイベント。
卒業(そつぎょう)
アイドルがグループを脱退すること。
た行
代行(だいこう)
物販などで人の代わりに購入すること。主に会場に行けないオタクに頼まれグッズを購入してあげることを指すが、朝早くから並んでたのにもかかわらず、前のオタクが代行分で大量購入して枯れたりするなど人気のある現場ではしばしば問題視されることもある。
他界(たかい)
アイドル現場に来なく(行かなく)なること。推しの卒業やスキャンダル、就職、生誕委員疲れなど理由はさまざま。
単推し(たんおし)
特定のアイドル1人のみを推すこと。
単騎(たんき)
1人だけのこと。誰も何もコールしてない場所で1人だけでコールすることを「単騎で入れる」などと言う。
チェキ
フジフィルムのインスタントカメラ「instax<チェキ>」を用いて撮影された写真のこと。主にアイドルライブでは特典会などに用いられるほか、物販でランダムチェキ(ランチェキ)と呼ばれるアイドルのチェキのくじ引きなどが存在する。
地下
インディーズアイドルのこと。
地上
メジャーアイドルのこと。中でも対バンイベントに出演しないような大規模なメジャーアイドルを指すことが多い。
地底
地下アイドルの中でも特に最下層のアイドル。自称アイドルなだけで、そこらへんの一般人と変わらない演者も多く、基本的に歌う曲はカバー。
繋がり(つながり)
アイドルとオタクが電話番号やLINEなどを交換して繋がる行為。繋がることだけを目的とした痛いオタクを繋がり厨と呼ぶ。
積む(つむ)
同じCDやDVDなどのアイドルグッズをいくつも買う行為。
釣る・釣られる(つる・つられる)
アイドルが接触の際に良い対応をすることでオタクの心を掴むこと、または掴まれること。
出禁(できん)
「出入り禁止」の略。マナーが悪かったり、ルールを破るなど問題を起こしたオタクに課せられる処罰で、今後一切そのアイドルのイベントに参加することができなくなる。
な行
認知(にんち)
メンバーに自分のことを覚えてもらうこと。顔だけ覚えられる顔認知、名前も覚えられる名前認知がある。また、一度認知されたにも関わらず期間が空いてしまったなどで忘れられることを「認知が切れる」という。
は行
剥がし(はがし)
握手会やチェキ会などで制限時間が来た場合にスタッフによって剥がされること。
箱推し(はこおし)
グループ、またはグループ全員を推していること。
バルログ
両手の指の間すべてにサイリウム(8本)を挟む行為。対戦格闘ゲーム「ストリートファイター」に登場するバルログというキャラに由来する。
半ヲタ(はんおた)
半分関係者のオタク。元々オタクだった人間がアイドル運営やマスコミなどになり、関係者として現場などに出入りしている場合を指す。
ピンチケ
マナーの悪いファンの蔑称。もともとはAKB劇場において中高生向けに安く売られていたピンク色のチケットが語源となっており、若いファン=マナーが悪いということから来ている。
物販
ライブやイベント時にアイドルのグッズを購入する場所・または時間を指し、グッズ購入のみならずチェキ会なども行われる。多くの場合はライブ後に1時間程度行われる終演後物販(後物販)か、出番が終わり次第行われる並行物販となる。ワンマンライブ時など混雑が予想される時は、開場時から物販のみ行われる場合がある。
フラスタ
フラワースタンドのこと。ワンマンや生誕の際にオタク有志から贈られることが多い。スタフラと呼ぶ界隈もある。
フリー
フリーランスのアイドル。特定のプロダクションなどに所属せず、マネージメントからプロデュースまで自身で行っていることが多い。
フリコピ
振り付けコピーの略。アイドルの振り付けを真似て踊る行為。
並行物販
ライブと平行して行われる物販。
干される(ほされる)
アイドルから冷たく扱われること。または、アイドル自身が事務所などから冷遇されること。
干す(ほす)
行く予定だったライブに行かないこと。
ま行
回す(まわす)
同日中に複数の異なる現場に行くこと。アイドルのライブは1つのアイドルが昼と夜に異なる会場でライブすることが多々あったり、各地で行われていることから回すことが多くなる。
回ってー(まわってー)
新衣装のお披露目時などにアイドルに向けて発せられるコール。言われたアイドルはその場で回ることで衣装の全体を見てもらう。「逆回転ー!」と続く場合もある。
無銭(むせん)
無料のこと。無銭イベントはお金がかからないため、若いピンチケが参加しやすいため荒れやすいとも言われている。
ヤ行
厄介(やっかい)
ライブなどにおいてマナーを守らない迷惑なオタクのこと。若い場合はピンチケ呼ばわりされるが、おっさんになるとこちらで呼ばれることが多い。
優勝(ゆうしょう)
その日のLIVEで一番いいパフォーマンスをしたアイドルを称える言葉。特に大会などをしているわけではない。
指差し(ゆびさし)
メンバーを指差すこと。またはメンバーから指で差されること。
ラ行
リフト
1人、または数人でオタクを持ち上げる行為。落ちサビなどで目立つために行われる行為だが、近年は落下時の危険性などから禁止されている現場が多い。
リリイベ
リリースイベントの略。CDやDVDなどの発売の際に行われるイベント。主に発売に関連する曲のミニライブと握手会などの特典会がセットで行われ、小さい会場だとタワーレコードなどのCDショップの一部スペースのほか、AKBグループなどになると幕張メッセなど大規模な会場で行われることが多い。
ループ
握手会やチェキ会などで何度も並び直す行為。
レギュレーション
特典会などに参加することのできる条件のこと。
レス
イベント中に特定のファンに対してアイドルが手を振ったり、指差しなどの反応を示すこと。目があうだけでも「目線レスもらった!」など幸せなのがオタク。
連番(れんばん)
チケットの整理番号や座席番号が連続していること。仲のいいオタク同士が一緒にライブに行く時に使われる。
英数字
0ズレ(ぜろずれ)
推しのアイドルが座席、または立ち位置の目の前にいること。最前と合わせて「最前0ズレ」と呼ばれることもある。
DD(でぃーでぃー)
「誰でも大好き」の略。単推しの反対語で、その名の通り誰彼構わずに推すオタクのこと。上位版に「KSDD」がある。
TO(てぃーおー)
「トップオタ」の略。各メンバーを代表するオタクのことで、基本的には立ち振舞や言動などから周りから慕われることも多いが、性格がアレだといくら昔から現場に通い続けててもTOにはなれない。また、自称するとただの痛い厄介オタクとなる。
UO(ゆーおー)
「ウルトラオレンジ」という高輝度なサイリウムの略称。昔は高輝度なサイリウムがこれくらいしかなく、一斉点灯と言えばこのサイリウムだった。未だにアニソン現場などではオレンジが根強い人気を誇っているが「ウルトラオレンジ」はオムニグロー社が発売した高輝度オレンジのことであり、他社の高輝度オレンジを「UO」と呼ぶのは間違い。